泉南バラ園2025の見頃と開花状況｜ローズフェスティバルの日程・アクセス完全ガイド

大阪・泉南市にある「デビッド・オースチン・イングリッシュローズガーデン」は、英国のバラ育種会社デビッド・オースチン・ロージズ社が直営する、世界でも数少ない特別なローズガーデンです。

約3000株ものイングリッシュローズが植栽され、シーズンには「ローズフェスティバル」が開かれ、多くの来園者でにぎわいます。

園内には最新品種の苗を購入できるプランツセンターや、ローズグッズが揃うギフトショップもあり、ただ鑑賞するだけでなくショッピングや育て方相談なども楽しめるのが魅力です。

この記事では泉南イングリッシュローズガーデンの見頃や開花状況、ローズフェスティバルの日程、混雑傾向やアクセス方法まで、訪問前に知っておきたい情報をまとめました。

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引用元：デビッド・オースチン・ロージズ公式サイト

泉南バラ園イングリッシュローズガーデン2025年の見頃の時期は？

泉南イングリッシュローズガーデンでは春と秋の年2回、バラが最も華やかに咲き誇ります。

春は一斉に咲きそろう豪華さ、秋は色や香りが深まる落ち着いた雰囲気と、それぞれに違った魅力があります。

2025年の春は例年より少し早めに開花が進み、ゴールデンウィークからすでに見頃が始まりました。

秋は夏の高温少雨の影響で開花がやや遅れる可能性があり、10月下旬から11月初旬が狙い目です。

ここでは2025年春の実績と秋の予測をふまえて、観賞に最適なタイミングを紹介します。

春の見頃と開花状況(2025年の実績)

2025年春のローズフェスティバルは、5月10日(土)から6月1日(日)まで 開催されました。

開幕時からすでに早咲きの株が見頃を迎えていて、ギフトショップ近くの「ダーシー・バッセル」や「ガートルード・ジェキル」は満開近く。

園内には甘く濃厚な香りが漂い、華やかなスタートとなりました。

その後の開花状況は次のように進みました。

5月13日：アーチのつるバラが咲き始め、園全体が香りに包まれる。平日でも多くの来園者が訪れ、ベンチや東屋でゆったり過ごす人の姿も。
5月16日：アーチがさらに彩りを増し、園内のフォトスポットが次々と完成。ガーデンデザインの美しさが際立ち、見頃本番へ。
5月20日：週末の風雨にも耐えて満開をキープ。アーチはてっぺんまで咲き上がり、新品種「The King’s Rose」をはじめ王室ゆかりのバラが注目を集めた。
5月23日：早咲きは散り始めたものの、クライミングローズが最高の見頃に。ローズガーデン全体としては最高潮を迎え、6月初旬まで楽しめる状態。

2025年の春は、例年と同じく 5月中旬(5/13〜23頃)が一番のピーク でした。

6月初旬までは花を楽しめましたが、最も華やかな景色を見られたのは5月中旬に来園した人たちだったといえます。

秋の見頃と開花状況(2025年の予測)

秋は春に比べて花数は控えめですが、色や香りが一層濃くなります。

2025年は 10月11日(土)〜11月24日(月)に「癒しの秋のバラ日和」 が開催されます。

ただし、今年の夏は高温少雨で株にとって厳しい環境が続いたため、

花数が少なめになる
開花がやや遅れる

といった可能性があります。

例年の見頃は10月中旬〜11月上旬ですが、2025年は 10月下旬〜11月初旬 にピークを迎えると予想されます。

春より混雑が少なく、秋晴れの下でゆったりと散策できるのも魅力です。

春と秋の違い

春と秋、それぞれのシーズンで泉南イングリッシュローズガーデンの魅力は大きく変わります。

春の特徴

一季咲きの品種が一斉に咲くため、花数が圧倒的に多い。
アーチやオベリスクが華やかに彩られ、園全体がバラ一色に。
気候が安定しており、明るい光の中で写真映えする景色が多い。
ただし、来園者が非常に多く混雑しやすい。

秋の特徴

四季咲きの品種が中心で、花数は春より少なめ。
気温が下がるにつれて色が濃く、香りが深まる。
一輪一輪をじっくりと楽しむ落ち着いた雰囲気。
混雑が比較的少なく、ゆったりと散策できる。

👉 春は「ボリューム感を楽しむ季節」、秋は「香りと深みを味わう季節」といえます。

どちらも甲乙つけがたい魅力があるため、シーズンを分けて訪れるのがおすすめです。

イングリッシュローズガーデン2025年の開花状況とローズフェスティバルの日程

泉南バラ園では春と秋に「ローズフェスティバル」が開催され、開花に合わせて園内が最もにぎわいます。

ただしバラの見頃は天候や気温によって前後するため、来園前に最新情報をチェックするのが確実です。

ここでは開花状況を確認できる公式・地域サイトと、2025年のフェスティバル日程を紹介します。

開花状況を確認できるサイト

開花の進行は天候で変化するため、公式や地域サイトで最新情報を確認するのがおすすめです。

デビッド・オースチン・ロージズ公式サイト
最新の開花情報とプランツセンターの案内。新品種の情報もここで確認できます。
泉南市公式サイト(花咲きファーム・ローズガーデン)
花畑エリアの最新状況を随時更新。
恋するせんなん(開花情報2025)
開花シーズンに5〜6回ほど更新があり、複数の写真付きで開花の進行具合が分かりやすい。

👉 最もリアルタイム性が高いのは公式サイトですが、写真で雰囲気を知りたいなら「恋するせんなん」が参考になります。

2025年春のローズフェスティバル日程

開催期間：2025年5月10日(土)～6月1日(日)
時間：9:00〜17:00
シャトルバス：5月10日〜25日の土日限定で、市役所などから臨時駐車場と会場を結ぶバスを運行。

👉 2025年春は、5月中旬にかけてアーチのバラが一斉に開花し、園内が最も華やかになりました。

2025年秋のローズフェスティバル日程

開催期間：2025年10月11日(土)～11月24日(月・祝)
時間：9:30〜16:30
シャトルバス：秋は運行なし

👉 秋は春に比べて咲く品種は少ないものの、色濃く香り高い花が多く、落ち着いた雰囲気で鑑賞できます。

プロのガーデナーによるレクチャー

泉南イングリッシュローズガーデンでは、春と秋のフェスティバル期間中に、園を管理するプロのガーデナーによる無料レクチャーが開催されます。

内容はガーデンツアーや育て方の基本、植え替え方法など。

園芸初心者から経験者まで楽しめる内容になっています。

予約不要で気軽に参加できるのが特徴で、バラ苗を購入したあとにレクチャーを聞けば、すぐに育て方の参考にできます。

👉 新品種を見ながら直接ガーデナーに質問できるのは、直営ガーデンならではの魅力です。

イングリッシュローズとは？

泉南花咲きファームのバラ園は2012年にリニューアルされ、デビッド・オースチン・ロージズ社直営の本格的な英国式ローズガーデンとして生まれ変わりました。

世界で直営ガーデンがあるのはイギリス本国と泉南だけ。

日本で唯一、正規のイングリッシュローズガーデンを体験できる特別な場所です。

ここではイングリッシュローズならではの特徴と魅力を紹介します。

イングリッシュローズの特徴

完成された花形
カップ咲きやロゼット咲きなど、繊細で優雅な多弁の花形。モダンローズに多い剣弁高芯咲きとは異なる柔らかさがあります。
豊かな香り
ティー、ミルラ、ムスク、フルーツなど多彩な香りが楽しめるのはイングリッシュローズならでは。
花色が多彩
ピンクの濃淡だけでなく、黄色やアプリコット、クリーム色などバリエーション豊富。
育てやすい
耐病性・耐虫性に優れ、初心者にもチャレンジしやすい。
シュラブ樹形
半つる性で仕立て方の自由度が高く、アーチやオベリスクに誘引しても美しい。
繰り返し咲く
春から秋まで複数回花を楽しめる品種が多い。

新品種がお披露目されるのも直営ガーデンならではの魅力で、2025年はチャールズ国王にちなんだ「The King’s Rose」が話題になりました。

イングリッシュローズの世界観を一度に体験できるのは、日本では泉南だけ。園芸ファンにとっても特別なスポットです。

園内施設情報

泉南花咲きファーム・イングリッシュローズガーデンでは、鑑賞するだけでなく苗の購入や育て方相談、オリジナルグッズ選びといった楽しみ方ができるのも大きな魅力です。

訪れるたびに「持ち帰れる楽しみ」があるのが直営ガーデンの良さ。

ここではぜひ立ち寄りたいプランツセンターとギフトショップについて紹介します。

プランツセンター

園内のプランツセンターでは、デビッド・オースチン・ロージズ社のイングリッシュローズ苗を直接購入できます。

新品種から定番まで幅広く揃い、スタッフに育て方を相談できるのが大きな魅力です。

育て方相談：
調子の悪い株があれば、写真や現物を持ち込むと状態を見てもらえます。初心者でも安心。
配送サービス：
1〜3鉢までは送料1,500円で配送可能。雑貨も送付でき、合計20,000円以上なら送料無料。
在庫について：
予約や取り置きは不可ですが、電話での在庫確認は可能。なお35L鉢苗は配送不可で持ち帰り限定。

さらにプランツセンターでは、ガーデナーによる実演レクチャーや、YouTube・Instagramでの育て方動画配信も行われています。

特に剪定や管理方法を紹介する動画は、自宅でのバラ育てに役立つ内容です。

👉 園に行けない時でも、公式動画やSNSをチェックすれば、育て方のヒントが得られます。
公式YouTubeチャンネル
公式Instagram

ギフトショップ

ローズガーデン入口近くにあるギフトショップでは、デビッド・オースチン・ロージズ社のオリジナルグッズや、バラにまつわる商品が数多く揃っています。

定番の紅茶やジャム、ローズの香りを楽しめるアロマアイテムに加えて、園芸好きに嬉しいグローブや小物、さらにローズ柄のマグカップなど日常で使える雑貨までラインナップ。

お土産や贈り物としてはもちろん、自宅でガーデンの余韻を楽しむのにもぴったりです。

また、ショップ周辺には「ダーシー・バッセル」など代表的なイングリッシュローズが植栽されていて、華やかな花々に迎えられながら買い物を楽しめます。

混雑情報と回避のコツ

泉南イングリッシュローズガーデンは、春と秋のフェスティバル期間に多くの来園者でにぎわいます。

とくに春は全国からファンが集まるため、駐車場も園内も混雑必至。

秋は比較的ゆったり過ごせますが、それでも見頃には人出が増えます。

ここでは春と秋それぞれの混雑傾向と、スムーズに楽しむための時間帯の工夫を紹介します。

春フェスの混雑傾向

春はもっとも混雑し、特に5月中旬の土日は園内も駐車場も満杯になります。

朝8〜10時頃：比較的スムーズに入園でき、香りも強い時間帯。
11〜14時頃：もっとも混雑するピーク。
15時以降：落ち着いて鑑賞でき、夕方の柔らかな光で写真映えも。

泉南市役所から臨時駐車場＆有料シャトルバスが運行される日もあるので、ピーク期は事前にチェックを。

H3-2：秋バラシーズンの混雑傾向

秋は春に比べて落ち着いた雰囲気ですが、10月下旬〜11月初旬の見頃には人が増えます。

平日：比較的空いていて快適。
休日午前：来園者が多め。
午後遅め：人が少なく、静かにバラを楽しめる。

秋はシャトルバスがなく駐車場も春ほど混みません。車でアクセスする人にとってはゆったり過ごしやすい時期です。

アクセス情報(2025年版)

泉南花咲きファーム・イングリッシュローズガーデンは大阪府泉南市にあり、車でも公共交通機関でも訪れやすい立地です。

園内には無料駐車場がありますが、春のフェスティバル時期は満車になりやすいため、シャトルバスや公共交通機関の利用を検討すると安心です。

ここでは車・電車・バスでのアクセス方法をまとめます。

住所
〒590-0524 大阪府泉南市幡代2001 花咲ファーム
電話：072-480-0031
車でのアクセス・駐車場
阪和自動車道「泉南インターチェンジ」からすぐ。
府道泉佐野岩出線(63号線)沿いに案内板があります。

駐車場は園内に複数あり、春フェスのピーク時は満車になることも。土日祝は早めの来園がおすすめです。
公共交通機関でのアクセス
JR阪和線「和泉砂川駅」が最寄り。
駅からは約3.5kmあり、徒歩だと40分前後かかるためタクシー(約10分)が便利です。
シャトルバスの利用
所要時間は約15分、大人100円・子ども50円で利用可能。

運行の有無や時刻表は泉南市公式サイトで事前確認をおすすめします。

春のローズフェスティバル期間中(5月中旬の週末を中心に)、泉南市役所や近隣施設から無料臨時駐車場・有料シャトルバスが運行されます。

Q&A

混雑を避けるにはいつ行くのがおすすめですか？: 春のフェスティバルは特に混雑します。朝8〜10時頃や15時以降なら比較的スムーズに入園できます。
秋は春ほどの混雑はありませんが、10月下旬〜11月初旬の見頃ピークは来園者が増えるため、平日や午後遅めがおすすめです。

入園料はかかりますか？: イングリッシュローズガーデンは入園無料です。駐車場も無料で利用できます。
ただしプランツセンターやギフトショップでの購入は有料です。

バラの育て方について相談できますか？: 園内のプランツセンターで、調子の悪い株の写真や現物を持ち込むとスタッフに相談できます。
公式YouTubeやInstagramでも剪定方法などが配信されていて、自宅での管理に役立ちます。

まとめ

泉南イングリッシュローズガーデンは、世界でイギリスと泉南にしかない特別な直営ガーデンです。

春は豪華に咲き誇る一斉開花、秋は色と香りが深まる落ち着いた雰囲気と、それぞれ異なる魅力が楽しめます。

さらに、プランツセンターでの苗の購入やプロのガーデナーによるレクチャー、ギフトショップでの買い物など、ただ鑑賞するだけでない多彩な楽しみ方ができるのも大きな魅力。

無料で入園できるのも嬉しいポイントで、初心者から愛好家まで幅広くおすすめできるスポットです。

この記事のポイント