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水うちわの使い方は水に浸す?正しい使い方と岐阜の販売店も紹介

水うちわ使い方
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テレビでも紹介されて知名度が高くなった岐阜うちわの一つ、水うちわ。

涼し気な見た目ときれいな絵柄が多くデザイン性も高いので、お土産としてもインテリアとしても人気ですね。

ですがその水うちわ、使い方は合っていますか?飾っているから実用はしていないというのならいいのですが、

水うちわって水に浸して使うんでしょ?冷たくしたいから氷水に入れっぱなし。

ということはありませんか?使い方と保管状態を間違えてしまうと、せっかくの水うちわを長く使い続けることができなくなるかもしれません。

この記事では水うちわの正しい使い方と岐阜の販売店を紹介しています。

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水うちわの使い方は水に浸す?

岐阜の伝統工芸品でお土産としても人気の水うちわの使い方ですが、

うちわを水に浸して水しぶきと気化熱で涼しくする

と思っていませんか?

たしかにテレビで紹介されるときはその様に言われていることが多いですし、実際水うちわを水に浸して扇いでいたりもします。

水うちわを販売している岐阜市の代表的なお店は

  • お一人で岐阜うちわを手作りされている「住井冨次郎商店
  • 岐阜提灯などを製造販売している「安藤商店
  • 提灯用紙の加工販売「家田紙工

上記3社ですが、住井冨次郎商店と安藤商店に関しては使い方として、水に浸して使ってくださいとは言っていないんですよね。

むしろ住井冨次郎商店の住井さんは

昔は水につけて気化熱で涼むという方法で涼をとったとも言われていますが、当時は物を大事に扱っていた時代ですので、本当に浸けていた訳ではありません(複数のお客さん談)。 私個人としても、そんな事はしなかったと考えております。

住井冨次郎商店HPより引用

と仰っています。そして、風鈴の涼しげな音を聞いて聴覚的に涼しさを感じるのと同じ様に、水うちわの涼し気な見た目で視覚的により涼しさを感じていたのでは、とも仰っています。

安藤商店の水うちわの紹介でも「水に浸して使う」とは明記されておらず、大切に取り扱って長い間楽しんで欲しいと書かれています。

水うちわとは

明治時代中頃、京都から岐阜に移り住んだうちわ職人によって作られたのが始まりで、良質な竹と上質の美濃和紙を使って丁寧に作られている伝統工芸品の岐阜うちわの一つです。

鵜飼観光客のお土産として盛んに作られていましたが、現在専業としているのは住井冨次郎商店のみです。住井さんによれば、雁皮紙(がんぴし)という薄くて丈夫な和紙は、あぶらとり紙に使用されているとのことです。どんな紙かわかりやすい説明ですね。

岐阜うちわは他に塗りうちわ(漆仕上げ)、渋うちわ(柿渋仕上げ)があります。

水うちわの名前の由来と間違った使い方

水うちわはなぜ水に浸して使うと言われているのでしょうか?水うちわを水に浸して使う、ということが広まったのはその名前の由来の説にあるようです。

水うちわの名前の由来は主に2つあります。

  1. 和紙の中でも非常に薄い雁皮紙(がんぴし)という紙を竹の骨に貼り、天然素材のニスを塗ることによって透明感が出るため、涼し気な見た目で水うちわと呼ばれた説
  2. 昔は水に浸けることにより気化熱で涼を取っていたことから水うちわと呼ばれた説

透明感があって涼し気な見た目から水うちわと呼ばれるようになった、よりも、うちわを水に浸して扇ぐと水しぶきと気化熱で涼しくなる、の方が興味を引きますし、やってみたくなりますよね。

家田紙工のHPでは常時の使い方ではなく、そういう風流な遊びも味わえると紹介しているだけなので、水うちわは常に水に浸して使うもの、というわけではなさそうです。

しかも表面に仕上げとして塗る天然ニスは、うちわを水に強くはしますが完全防水というわけではなく、長時間水に浸けて放置していると白濁してくるのです。

直射日光もアルコールもNGの水うちわ、使うたびにじゃぶじゃぶ水に浸けて、しかも冷たくしたいから氷水にしばらく浸しておこう、という使い方は間違いなのです。

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水うちわの正しい使い方

では正しい水うちわの使い方はというと、

普通のうちわのように扇いで涼を取る

です。とはいえ名前の由来の一つになっているので、毎回ではなく少し濡らして使ってみるということもできます。個人の責任で使用後はきちんと乾かして保管してくださいね。

水うちわは基本的に手作りで量産できるわけではなく、手間のかかっている商品です。

一番お値打ちなものでも住井冨次郎商店の3,400円もので、その他は5,000円くらいから1万円以上のものもあります。日常遣いの品としてはとても高価な部類に入ります。

(たまに1,000円以上で…と紹介している人もいますが、おそらく水うちわではなく縦長の和風うちわと混同していると思われます)

使うのが恐れ多くて、インテリアとして飾っている方が多いのではないでしょうか。竹はよくしなってプラスチックの骨のうちわよりもしっかり扇げて優れているようですが、うっかり骨を折った、破れたとなるのはかなり悲しいです。

実際に使うにしても、飾っておくにしても、大切に取り扱って永く手元においておきたいものですね。

水うちわを岐阜で販売しているお店

水うちわは5月頃からその年の分が作られ、8月の終わりには売り切れになってしまうことがほとんどです。通販サイトで売り切れていてもお店に問い合わせると在庫がある場合もありますが、人気の柄は完売のことがあります。

  • 住井冨次郎商店
住所〒500-8009 岐阜市湊町46
電話058-264-4318
(手が離せないときはなかなか出られないので気長に待ってくださいとのこと)
営業時間鵜飼期間中(5月11日~10月15日)9:00~18:30 
鵜飼期間外 9:00~18:00
定休日鵜飼期間中(5月11日~10月15日):水曜 
鵜飼期間外:日曜
  • 安藤商店 総本店
住所〒500-8017 岐阜県岐阜市梶川町7
電話058-262-8250
営業時間10:00〜16:00
定休日土曜、日曜
駐車場5台
  • 家田紙工 本社(店舗ではありません)

オンラインショップ カミノシゴト

住所〒500-8023 岐阜市今町3-6
電話・FAX058-262-0520(代)/ 058-262-0519
eメールinfo@iedashikou.com

※問い合わせはFAXかeメールにて

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なつき
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