滝ノ入ローズガーデンは、埼玉県毛呂山町の山あいに広がる隠れた名所です。
350種・1500株以上のバラが咲き誇り、春と秋の2回だけ開園する特別なローズガーデンとして人気を集めています。
自然に囲まれた立地ならではの澄んだ空気と香りは、都会のバラ園では味わえない魅力のひとつ。
アーチやトンネルを彩るバラを眺めながら散策すれば、まるでヨーロッパの田園にいるような気分を楽しめます。
この記事では2025年の春の開花状況や秋の見頃予想・まつりの日程・アクセス方法・園の魅力や楽しみ方までまとめました。
これから訪れる予定の人はもちろん、自宅でバラを育てたい人にも役立つ情報をお届けします。
Contents
滝ノ入ローズガーデン2025の見頃と開花状況
滝ノ入ローズガーデンでは、シーズンごとに異なるバラの表情を楽しめます。
それぞれのシーズンごとに見頃や開花状況が変わるので、訪れる前にチェックしておくことが大切です。
2025年は春がすでに終了し、実際の見頃データが公表されています。秋は日程が決まっているため、次の見頃を予想することができます。
ここでは春と秋の開花状況をそれぞれまとめましたので、訪問計画の参考にしてください。
2025年春バラの開花状況と見頃(実績ベース)
結論から言うと、2025年春の滝ノ入ローズガーデンは 5月20日頃に見頃を迎え、3〜4日間が最盛期 でした。
その理由は例年より気温が高く推移したことで、バラが一斉に咲き進んだからです。
実際に5月20日の時点で園内の多くのバラが満開となり、園から「見頃を迎えた」と案内がありました。
例えばアーチやトンネルを彩るつるバラが華やかに咲き誇り、来場者は一面の花と香りを堪能できました。
ただしピークは短く23日頃からは徐々に花が散り始めたため、訪問するなら5月下旬前半がおすすめだったといえます。
春の開花状況はすでに終了していますが、来年以降もほぼ同じ時期に見頃を迎える可能性が高いため参考にしておきましょう。
2025年秋バラの見頃予想と開花状況(最新情報あり)
2025年秋のバラまつりは 10月25日(土)〜31日(金) に開催されることが決まっています。
秋のバラは春より花数が少ないものの、ゆっくりと開花するため 色や香りが濃厚になるのが特徴 です。
特に夕方や朝の涼しい時間帯は香りが際立ち、落ち着いた雰囲気で園内を散策できます。
ただし2025年は梅雨や夏に雨が少なく高温傾向が続いたため、全国的に秋バラの開花がやや遅れ気味になる見込みです。
一方で滝ノ入ローズガーデンは山あいに位置し、朝晩の冷え込みがあるため都市部ほどの遅れは出にくいでしょう。
そのためまつり期間中は、後半(10月28日〜31日頃)にかけて最も美しい見頃を迎える可能性が高いと予想されます。
混雑も春ほどではなく、写真撮影やのんびりとした散策を楽しむには秋の方がおすすめです。
入場料が無料なので、より気軽に訪れられるのも魅力です。
春とは違った楽しみ方ができる秋のローズガーデンも、ぜひ計画に加えてみてくださいね。
滝ノ入ローズガーデン2025春秋バラまつりの日程と入場料
滝ノ入ローズガーデンは、春と秋に開催されるバラまつりの期間中しか入園できない特別なガーデンです。
季節ごとに異なる魅力を楽しめるイベントで、2025年は春・秋ともに日程と内容が案内されています。
ここでは最新の開催情報を整理しました。
※期間中以外は入園できませんのでご注意ください。
春のバラまつり2025の日程・入場料
- 期間:2025年5月15日(木)〜31日(土)
- 時間:9:00〜16:00
- 入場料:400円(障害者手帳を持つ本人は無料)
- 特記事項:バラ苗販売なし、地元野菜の販売あり
2025年は入場料が前年までの300円から400円へと変更になりました。
5月20日頃に満開を迎え、3〜4日間が見頃のピークとなったため、来年以降も同じ時期を狙うと間違いありません。
混雑時には入場制限がかかる場合もあるので、平日や午前中の来園がおすすめです。
秋のバラまつり2025の日程・入場料
- 期間:2025年10月25日(土)〜31日(金)
- 時間:9:00〜15:00
- 入場料:無料
- 特記事項:ペット不可(補助犬は可)、園内飲食禁止、混雑時は入場制限あり
秋のまつりは無料で入園できるので気軽に訪れることができます。
開催期間はちょうど見頃と重なる予想で、後半にかけて花がより美しく開く見込みです。
春に比べて人出が落ち着いているため、香りをじっくり楽しみながらゆっくり散策できます。
滝ノ入ローズガーデンのアクセスと駐車場情報
滝ノ入ローズガーデンは山あいにあるため、アクセス方法を事前に確認しておくと安心です。
車・電車・バスのいずれでも行けますが、特に春のバラまつりは混雑するため時間帯をずらすのがおすすめです。
ここでは車と公共交通機関それぞれのアクセスを整理しました。
車でのアクセスと駐車場の混雑状況
- 関越自動車道「鶴ヶ島インターチェンジ」より約30分
- 圏央道「圏央鶴ヶ島インターチェンジ」より約25分
- カーナビ入力:「もろびとの館」(埼玉県入間郡毛呂山町大字滝ノ入904-2)
無料駐車場が約100台分用意されています。
ただし春のバラまつり期間中の週末は大変混雑し、11:00〜14:00頃は入場規制がかかる場合もあります。
そのため午前中の早い時間や午後の遅めに訪れると比較的スムーズに駐車できます。
カーナビを利用する場合は注意が必要です。
目的地を「滝ノ入ローズガーデン」と入力すると誤った場所を案内されることがあるため、必ず「もろびとの館」(埼玉県入間郡毛呂山町大字滝ノ入904-2)を目的地に設定してください。
毛呂本郷交差点からは案内板が設置されているので、矢印に沿って進めば迷わず到着できます。
公共交通機関とバスでのアクセス
- 東武東上線「池袋駅」から「東毛呂駅」まで約60分(坂戸駅で越生線に乗り換え)
- JR八高線「八王子駅」から「毛呂駅」まで約60分(高麗川駅で乗り換え)
- 町内循環バス「もろバス」利用 → バス停「もろびとの館」下車すぐ
電車とバスを組み合わせれば、都心からでも日帰りでアクセス可能です。
特に「もろバス」は園の入り口すぐに停まるので、車を使わない人に便利です。
滝ノ入ローズガーデンの魅力と見どころ
滝ノ入ローズガーデンの最大の魅力は、約2800㎡の敷地に広がる350種・1500株以上のバラ です。
里山の自然に囲まれた環境だからこそ、バラの香りを存分に楽しめるのも大きな特徴です。
都会のローズガーデンとは違い、周囲の山々と調和した雰囲気がまるでヨーロッパの田舎町にある庭園のようで、訪れる人を特別な気分にさせてくれます。
約350種1500株以上のバラと品種紹介
園内にはアーチやトンネルを彩るつるバラをはじめ、以下のように多彩な品種が植栽されています。
- オールドローズ(ダマスク、アルバ、ケンティフォリア、ガリカ、モス、チャイナ、ポートランド、ノアゼットなど)
- ハイブリッド・ティー
- フロリバンダ
- ポリアンサ
これらは色や香り、花の形がそれぞれ異なり、見比べながら散策するだけでも楽しめます。特にオールドローズは香りの高さで知られ、秋に訪れるとより濃厚な香りを体感できます。
また、これらの品種の中には自宅の庭やベランダでも育てやすい種類もあります。例えばフロリバンダやポリアンサは初心者でも育てやすい定番品種です。
自宅でもバラを楽しみたい人は、園で気に入った品種を調べて苗を探すのもおすすめです。
園でお気に入りを見つけたら苗を購入して自宅で育てれば、季節ごとにバラの香りを楽しめる暮らしが広がります。
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山里と調和するガーデンの雰囲気
滝ノ入ローズガーデンが特別なのは、花そのものだけではありません。
周囲をぐるりと山に囲まれた立地により、風に揺れる木々の音や小鳥のさえずりとともにバラを味わえるのです。
都会のバラ園では味わえない、自然と花が一体となった空間はまるでイングリッシュガーデンのよう。
静かに花を眺めたい人や、写真撮影を楽しみたい人にもおすすめのスポットです。
- バラと一緒に植えると映える植物
ガーデンをさらに美しくするなら、ラベンダーやクレマチス・セージなどバラと相性の良い植物を組み合わせるのもおすすめです。
色や香りのバランスが取れるだけでなく、虫よけ効果が期待できる品種もあります。
自宅でバラを育てる際に取り入れれば、庭やベランダがより華やかに演出できます。
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滝ノ入ローズガーデンを楽しむためのポイント
滝ノ入ローズガーデンは規模こそ大きくないものの、山里ならではの落ち着いた雰囲気の中で四季のバラを味わえる貴重な場所です。
せっかく訪れるなら、少し工夫することでより快適に楽しめます。
ここでは混雑回避や写真撮影のコツをご紹介します。
混雑を避けるおすすめの時間帯
春のバラまつりは特に人気があり、週末や祝日は駐車場がいっぱいになることもあります。
11:00〜14:00頃が最も混み合うため、できるだけ午前中の早い時間や15:00以降の遅めの時間を狙うのがおすすめです。
秋は春に比べると人出が落ち着いていて、香りを楽しみながらゆっくり散策できます。
特にこの時期は香りが濃くなるため、バラ本来の魅力を感じたい人には秋の訪問がおすすめです。
写真撮影や散策におすすめの場所
園内には長いバラのアーチやトンネルがあり、歩くだけで非日常感を味わえます。
つるバラが咲き誇るアーチは撮影スポットとしても人気で、自然光が差し込む午前中に訪れるとより美しい写真が撮れます。
また園全体を囲む山々の緑が背景になるため、バラの色合いが一層引き立ちます。お気に入りの角度を探しながら散策してみるのも楽しみの一つです。
Q&A
まとめ
滝ノ入ローズガーデンは、春と秋のシーズン限定で開園する特別なローズガーデンです。
山あいの自然に囲まれた立地で、都会のバラ園とは一味違う雰囲気を楽しめるのが大きな魅力です。
春は華やかに、秋は香りをじっくりと味わえるので、シーズンごとに異なるバラの表情を体感できます。
- 春は5月下旬に満開を迎え、2025年は5月20日頃が最盛期(入場料400円)
- 秋は10月25日〜31日に開催予定で、後半にかけて見頃が進むと予想(入場料無料)
- 無料駐車場は100台分あるが、春の週末は混雑するため時間帯を工夫するのがおすすめ
- 園内には350種・1,500株以上のバラがあり、香りや品種の多様さを楽しめる
- 自宅でも育てやすいフロリバンダやポリアンサなどの品種があり、ガーデニングにも応用可能
自然と調和した滝ノ入ローズガーデンは、観光はもちろん、自宅でのガーデニングのヒントも見つかる場所です。
春と秋で違った魅力を持つこのガーデンを、ぜひ次回の季節のお出かけ先に加えてみてください。